イケメン彼氏とはじめる相思相愛

第1章 彼女になった

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翌朝、ぱちっと覚めた瞬間、

（あっ、わたし！　城戸一颯さんの彼女なんだっっっ！！！　）

と絵里奈は思った。

妄想じゃないよね、って、だんだんハッキリしてくる脳で、昨夜の記憶を再生する。

枕元の携帯をひらいて宛先⋯⋯ 、


［城戸一颯］


ほんとにちゃんとある、昨日教えてもらった、彼のアドレス。

隣にいた彼が覗き込んできて、長い指で携帯に触れてお互い教え合った。
そう、現実。
昨日から付き合ってるんだ。

慌てて起きて、大変！
気合を入れなくちゃ！
体操して、お水を飲んで、朝ごはんを作って食べて、掃除して、お化粧して、髪をヘアアイロンして、着替えて、会社に行く、
会社には一颯さんがいる、
彼氏がいる、

うわぁ、、、、、。