LOVEDANGER~元ヤン御曹司と悪女OLの身籠り溺愛婚~
翌朝、私が起きると。

既に篤さんがトーストを焼いたり、サラダやハムエッグ迄用意してくれていて。


分かりやすく、私に気を使ってくれていて。


だから、夕べの事は何も無かったように、
篤さんに普通に話し掛けた。


だけど、私の胸の中にあるモヤモヤは、消えていなくて。


定時で仕事が終わった後。


篤さんにはミヤコとご飯に行くと嘘のLINEをして、
ある人物に接触した。


「篤と喧嘩でもしたの?」


私は、篤さんの友人のケイさんを、
この人がオーナーのホストクラブ近くの喫茶店へと、呼び出した。


以前、ケイさんには名刺を貰っていたので。


篤さんの事で、相談したい事があるからと。


「ケイさんなら知っているかな?って。
篤さんの元彼女の、広子さんについて」


その広子さんの名前に、ケイさんが、え、って顔をするのが分かった。


それで、篤さんにとって広子さんが元彼女の中でも、特別な存在なのだと分かった。


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