LOVEDANGER~元ヤン御曹司と悪女OLの身籠り溺愛婚~
「そのクリップ、もうちょい具体的にいいか?」
「はい。
実際のクリップとしての使い方としてもそうなのですけど、もっと意味もなく挟んだり…。
例えば、デスクの上のちょっとした所に付けておける、可愛い感じのもので。
後、とっさに、髪留めにもなるような大きさで」
そう言って、篤さんを見る。
先程のガンフォーマーのアイデアは、とっさの思い付きだけど、
このカプセルトイのアイデアは、以前から考えていた。
子供の時、ガチャガチャが大好きだった私は、
もし、こんなガチャガチャがあったら大人になった今でもやりたいなーって。
「---アリだな」
「えっ?いいのですか?」
私がそう訊くと、篤さんだけじゃなく、
松嶋さんも、平井さんも、岡田さんも、篠宮君も、賛成するように笑ってくれている。
「ただな…。
カプセルトイとなると、外注じゃなく、うちでとなるな…」
そう篤さんは、重い溜め息を吐く。
うちのベリトイからも、沢山のカプセルトイが発売されている。
なので、そのカプセルトイを手掛けている部署との、合同企画になるのかもしれない。
「多分だが、お前は分かってなくて、
カプセルトイの企画を言ったんだよな?」
その篤さんの言葉に、なにが?と首を傾げてしまう。
「平井、確かそうだよな?
カプセルトイの企画って?」
そう訊かれた平井さんは苦笑していて。
「はい。カプセルトイの企画は、ベンダー事業部の二課です。
その課長は、梢ちゃんのよく知る人です」
ベンダー事業部、と聞いて一番に浮かぶその人物は…。
「もしかして、私の元彼の近藤龍馬?!」
私は敬語を使う事を忘れて、平井さんに詰め寄ってしまう。
「はい。
実際のクリップとしての使い方としてもそうなのですけど、もっと意味もなく挟んだり…。
例えば、デスクの上のちょっとした所に付けておける、可愛い感じのもので。
後、とっさに、髪留めにもなるような大きさで」
そう言って、篤さんを見る。
先程のガンフォーマーのアイデアは、とっさの思い付きだけど、
このカプセルトイのアイデアは、以前から考えていた。
子供の時、ガチャガチャが大好きだった私は、
もし、こんなガチャガチャがあったら大人になった今でもやりたいなーって。
「---アリだな」
「えっ?いいのですか?」
私がそう訊くと、篤さんだけじゃなく、
松嶋さんも、平井さんも、岡田さんも、篠宮君も、賛成するように笑ってくれている。
「ただな…。
カプセルトイとなると、外注じゃなく、うちでとなるな…」
そう篤さんは、重い溜め息を吐く。
うちのベリトイからも、沢山のカプセルトイが発売されている。
なので、そのカプセルトイを手掛けている部署との、合同企画になるのかもしれない。
「多分だが、お前は分かってなくて、
カプセルトイの企画を言ったんだよな?」
その篤さんの言葉に、なにが?と首を傾げてしまう。
「平井、確かそうだよな?
カプセルトイの企画って?」
そう訊かれた平井さんは苦笑していて。
「はい。カプセルトイの企画は、ベンダー事業部の二課です。
その課長は、梢ちゃんのよく知る人です」
ベンダー事業部、と聞いて一番に浮かぶその人物は…。
「もしかして、私の元彼の近藤龍馬?!」
私は敬語を使う事を忘れて、平井さんに詰め寄ってしまう。