LOVEDANGER~元ヤン御曹司と悪女OLの身籠り溺愛婚~
その車は、わりとすぐに停車した。
10分程走り、大きな公園みたいな場所の近くで。
「この辺りなら、人もあんま来ないからいいだろう」
酒井は車を停めると、運転席から私が座る後部座席を振り返った。
「俺達は梢ちゃんに謝って欲しくて」
そう言うのは、食品会社勤めの千林さん。
その言葉に、高月さんが頷いている。
彼らは私を挟むように座り、私の腕を今も掴んでいる。
「謝っても許すかどうかは分からないけどねぇ~。
でも、謝って貰わないとね~。
俺達、梢ちゃんにはこっぴどく振られてるもんね」
先程富田と名乗っていた、ウザイ奴だ。
そもそも、なんで私もこんな男と付き合っていたのかは謎だが、
顔だけは、この中で一番良いから。
それでだろうな。
「謝るも何も、悪いと思ってないのに、謝れない」
大人しくこの人達に謝ればいいのかもしれないけど、
なんだか腑に落ちなくてそう言ってしまった。
近藤龍馬の時は、本当に悪いと思えたから、謝罪の言葉が出て来たけど。
なんとなく、私がこの人達に過去酷い事をしたのだとしても、
今は謝りたくない。
「お前、頭悪いと犯すぞ?
ってか、さっきから思ってたんだけど、そのデカイ腹、妊娠してのか?
俺達にはヤらせなかったのに、一緒にあの店入って行ったとかいう男とは、
ヤってんのかよ?」
そう凄んで来るのは、酒井で。
そういえば、この人には昔付き合っている時に、無理矢理キスされて。
そのまま強引にラブホテルに腕を引っ張られて連れ込まれそうになって、
慌てて逃げた事があったな。
それがきっかけで、別れたんだけど。
その事があるから、本当にこのまま犯されるんじゃ…と怖くなる。
こんな大きな車の中で、辺りはひとけがなくて。
10分程走り、大きな公園みたいな場所の近くで。
「この辺りなら、人もあんま来ないからいいだろう」
酒井は車を停めると、運転席から私が座る後部座席を振り返った。
「俺達は梢ちゃんに謝って欲しくて」
そう言うのは、食品会社勤めの千林さん。
その言葉に、高月さんが頷いている。
彼らは私を挟むように座り、私の腕を今も掴んでいる。
「謝っても許すかどうかは分からないけどねぇ~。
でも、謝って貰わないとね~。
俺達、梢ちゃんにはこっぴどく振られてるもんね」
先程富田と名乗っていた、ウザイ奴だ。
そもそも、なんで私もこんな男と付き合っていたのかは謎だが、
顔だけは、この中で一番良いから。
それでだろうな。
「謝るも何も、悪いと思ってないのに、謝れない」
大人しくこの人達に謝ればいいのかもしれないけど、
なんだか腑に落ちなくてそう言ってしまった。
近藤龍馬の時は、本当に悪いと思えたから、謝罪の言葉が出て来たけど。
なんとなく、私がこの人達に過去酷い事をしたのだとしても、
今は謝りたくない。
「お前、頭悪いと犯すぞ?
ってか、さっきから思ってたんだけど、そのデカイ腹、妊娠してのか?
俺達にはヤらせなかったのに、一緒にあの店入って行ったとかいう男とは、
ヤってんのかよ?」
そう凄んで来るのは、酒井で。
そういえば、この人には昔付き合っている時に、無理矢理キスされて。
そのまま強引にラブホテルに腕を引っ張られて連れ込まれそうになって、
慌てて逃げた事があったな。
それがきっかけで、別れたんだけど。
その事があるから、本当にこのまま犯されるんじゃ…と怖くなる。
こんな大きな車の中で、辺りはひとけがなくて。