LOVEDANGER~元ヤン御曹司と悪女OLの身籠り溺愛婚~
「でも、結婚パーティーの時も今日もそうですけど。
今は篤さんが梢にマジなのは見てて分かるんで」
そう兄は言うけど。
「けど、俺に対してのムカつきは、だからって消えねぇだろ?
俺は梢がお前の妹だって知ってて手ぇ出した。
梢に誰にも言わないって言われて、会社の人間だけじゃなく、お前にも言わねぇだろうな、って思った。
なら、一回ヤッてもう二度と梢に関わらなけりゃいいかって思った。
あん時、ゴムもねぇし処女だし、このままヤるか迷ったんだけど」
その篤さんの言葉は、嘘はないのだろうけど。
わざと、兄を煽るように口にしている。
「篤、お前いい加減にしろ。
昔からの俺らのルール忘れたのか?
仲間うちで揉めるな、って」
斗希さんは、篤さんと兄の間に立つ。
きっと、今の状況をなんとか出来るのは、斗希さんしかいないとみんな思っているのか、
誰もそれに口を挟まない。
「瑛太と揉めたくねぇから、言ってんだろ?
一度、その辺りハッキリとさしとくべきだろ?」
「篤、お前意味分からない!
お前がさっきから瑛太の事煽ってんのは、誰の目にも明らかだろ?
瑛太だって、色々分かっててそうやって自分の感情圧し殺してるのに、
なんでお前はそうやってガキなんだ?」
その斗希さんは、いつもの落ち着き払っている感じはなくて。
なんとなく、斗希さんがそこまで必死で篤さんと兄との争いを止めようとしている理由は、分かる。
それは、仲間だから、という理由も大きいのだろうけど。
後、もう一つ。
「篤、お前だって瑛太の昔の事は知ってるだろ?
瑛太が高校の頃くらいまでは、たまにだけど昔のメンバーで集まる事あったし」
そう止めようとする斗希さんは、
本当に必死で。
「うっせぇな?
覚えてるっつーの。
瑛太が高校の時、ボクシングで日本一になったの。
つーか、別に殴り合うって言ってるわけじゃねぇし。
殴れ、つってんだよ」
篤さんの言うように、兄は高校三年生の時、
高校ボクシングのインターハイのミドル級で、優勝している。
そんな兄がボクシングの道に進まなかったのは、
その試合で肩を壊したから。
ただ、その少し前から、ピザ職人になりたいと考え始めていたので、
だからこそ、肩が壊れるくらい全力でその試合に挑めたからこその、結果なのかもしれないけど。
今は篤さんが梢にマジなのは見てて分かるんで」
そう兄は言うけど。
「けど、俺に対してのムカつきは、だからって消えねぇだろ?
俺は梢がお前の妹だって知ってて手ぇ出した。
梢に誰にも言わないって言われて、会社の人間だけじゃなく、お前にも言わねぇだろうな、って思った。
なら、一回ヤッてもう二度と梢に関わらなけりゃいいかって思った。
あん時、ゴムもねぇし処女だし、このままヤるか迷ったんだけど」
その篤さんの言葉は、嘘はないのだろうけど。
わざと、兄を煽るように口にしている。
「篤、お前いい加減にしろ。
昔からの俺らのルール忘れたのか?
仲間うちで揉めるな、って」
斗希さんは、篤さんと兄の間に立つ。
きっと、今の状況をなんとか出来るのは、斗希さんしかいないとみんな思っているのか、
誰もそれに口を挟まない。
「瑛太と揉めたくねぇから、言ってんだろ?
一度、その辺りハッキリとさしとくべきだろ?」
「篤、お前意味分からない!
お前がさっきから瑛太の事煽ってんのは、誰の目にも明らかだろ?
瑛太だって、色々分かっててそうやって自分の感情圧し殺してるのに、
なんでお前はそうやってガキなんだ?」
その斗希さんは、いつもの落ち着き払っている感じはなくて。
なんとなく、斗希さんがそこまで必死で篤さんと兄との争いを止めようとしている理由は、分かる。
それは、仲間だから、という理由も大きいのだろうけど。
後、もう一つ。
「篤、お前だって瑛太の昔の事は知ってるだろ?
瑛太が高校の頃くらいまでは、たまにだけど昔のメンバーで集まる事あったし」
そう止めようとする斗希さんは、
本当に必死で。
「うっせぇな?
覚えてるっつーの。
瑛太が高校の時、ボクシングで日本一になったの。
つーか、別に殴り合うって言ってるわけじゃねぇし。
殴れ、つってんだよ」
篤さんの言うように、兄は高校三年生の時、
高校ボクシングのインターハイのミドル級で、優勝している。
そんな兄がボクシングの道に進まなかったのは、
その試合で肩を壊したから。
ただ、その少し前から、ピザ職人になりたいと考え始めていたので、
だからこそ、肩が壊れるくらい全力でその試合に挑めたからこその、結果なのかもしれないけど。