LOVEDANGER~元ヤン御曹司と悪女OLの身籠り溺愛婚~
「お前、プレゼントが物だと気にいらねぇと、キレっから」
そう言われ、思い出した。
それは、私の誕生日プレゼント。
篤さんが私にくれたのはHERMESの長財布で。
「お前、これが欲しかったんだろ?」
そう手渡されたHERMESの袋から出て来たその箱の包装を解き、箱の蓋を開けてそれを見た瞬間。
私はキレてしまった。
「だってあの時は!
あれはないよ」
そう言いながらも、そのHERMESの長財布は愛用しているのだけど。
そもそも、篤さんがそれを私の誕生日プレゼントに選んだ理由は。
いつか、私を結婚詐欺で訴えると近藤龍馬がプリントした、
私とのLINEのやり取りを篤さんが見ていたから。
あの時、斗希さんがあの喫茶店に来てくれて、
その後、私を迎えに来てくれた篤さんと私は一緒に自宅に帰ったのだけど。
その帰り道、スーパーで買い物をして、
その荷物を篤さんが持ってくれていた。
そして、マンションへと着き、オートロックを開ける際、それは荷物を持っていない私が自然とカードキーを取り出す形となり…。
その時に、鞄に突っ込んでいたその近藤龍馬とのLINEのやり取りの紙が、
地面に落ちてしまい。
「なんだ、それ?」
と、訊かれ。
この紙は…と正直に話し、それをその場で篤さんに見せた。
(梢、何か欲しい物ある?)
(HERMESの長財布かな)
その、近藤龍馬とのやり取り。
だから、篤さんがHERMESの長財布を誕生日プレゼントにくれた時は、
その当て付けなんじゃないかと思った。
だから、なんなのこれ、と、その長財布を篤さんに投げ付けてしまった。
そう言われ、思い出した。
それは、私の誕生日プレゼント。
篤さんが私にくれたのはHERMESの長財布で。
「お前、これが欲しかったんだろ?」
そう手渡されたHERMESの袋から出て来たその箱の包装を解き、箱の蓋を開けてそれを見た瞬間。
私はキレてしまった。
「だってあの時は!
あれはないよ」
そう言いながらも、そのHERMESの長財布は愛用しているのだけど。
そもそも、篤さんがそれを私の誕生日プレゼントに選んだ理由は。
いつか、私を結婚詐欺で訴えると近藤龍馬がプリントした、
私とのLINEのやり取りを篤さんが見ていたから。
あの時、斗希さんがあの喫茶店に来てくれて、
その後、私を迎えに来てくれた篤さんと私は一緒に自宅に帰ったのだけど。
その帰り道、スーパーで買い物をして、
その荷物を篤さんが持ってくれていた。
そして、マンションへと着き、オートロックを開ける際、それは荷物を持っていない私が自然とカードキーを取り出す形となり…。
その時に、鞄に突っ込んでいたその近藤龍馬とのLINEのやり取りの紙が、
地面に落ちてしまい。
「なんだ、それ?」
と、訊かれ。
この紙は…と正直に話し、それをその場で篤さんに見せた。
(梢、何か欲しい物ある?)
(HERMESの長財布かな)
その、近藤龍馬とのやり取り。
だから、篤さんがHERMESの長財布を誕生日プレゼントにくれた時は、
その当て付けなんじゃないかと思った。
だから、なんなのこれ、と、その長財布を篤さんに投げ付けてしまった。