LOVEDANGER~元ヤン御曹司と悪女OLの身籠り溺愛婚~
「篤さん、さっきの話の続きなんですけど。
私、篤さんになら遊びでも構わないです」
私がそう口に出すと、篤さんの顔から笑顔が消える。
「さっきも言ったけど、お前は瑛太の妹で。
瑛太の妹だから、雨でずぶ濡れになるお前が放って置けなかったから此処に連れて来ただけで。
とにかく、無理だ」
心底困ったように眉間を寄せて、
私を見ている。
「私、もう24のいい大人ですよ。
そんな事で、別に傷付いたりしない」
正確には、まだ誕生日が来ていないので、23歳だけど。
私は篤さんの、私側にあるその左手
に自分の手を重ね、握る。
その篤さんの手は、とても温かくて、ちょっと驚いてしまう。
篤さんの顔を、見上げるように見詰める。
篤さんと目が合い、心臓がうるさいくらいにドキドキしてしまう。
「お前みたいないい女にこうやって迫られて、
断れる男なんていんのか?」
それは、私に対しての質問なのか?
篤さんは、ちょっと笑っている。
「篤さんはどうなんですか?」
質問を質問で返してしまう。
こんな風に私から男性に迫ったのは篤さんが初めてなので、
他の男の事なんて分からない。
「断れねぇから、すげぇ困ってる」
その言葉と同時に、
篤さんの顔が近付いて来て、
そのままキスされた。
いい大人の私は、これがファーストキスではないけど、
初めて、男性とキスしてドキドキしていると思った。
篤さんの唇は、手と同じように温かくて、
それもまた驚いてしまう。
心地よい、その温もり。
私、篤さんになら遊びでも構わないです」
私がそう口に出すと、篤さんの顔から笑顔が消える。
「さっきも言ったけど、お前は瑛太の妹で。
瑛太の妹だから、雨でずぶ濡れになるお前が放って置けなかったから此処に連れて来ただけで。
とにかく、無理だ」
心底困ったように眉間を寄せて、
私を見ている。
「私、もう24のいい大人ですよ。
そんな事で、別に傷付いたりしない」
正確には、まだ誕生日が来ていないので、23歳だけど。
私は篤さんの、私側にあるその左手
に自分の手を重ね、握る。
その篤さんの手は、とても温かくて、ちょっと驚いてしまう。
篤さんの顔を、見上げるように見詰める。
篤さんと目が合い、心臓がうるさいくらいにドキドキしてしまう。
「お前みたいないい女にこうやって迫られて、
断れる男なんていんのか?」
それは、私に対しての質問なのか?
篤さんは、ちょっと笑っている。
「篤さんはどうなんですか?」
質問を質問で返してしまう。
こんな風に私から男性に迫ったのは篤さんが初めてなので、
他の男の事なんて分からない。
「断れねぇから、すげぇ困ってる」
その言葉と同時に、
篤さんの顔が近付いて来て、
そのままキスされた。
いい大人の私は、これがファーストキスではないけど、
初めて、男性とキスしてドキドキしていると思った。
篤さんの唇は、手と同じように温かくて、
それもまた驚いてしまう。
心地よい、その温もり。