LOVEDANGER~元ヤン御曹司と悪女OLの身籠り溺愛婚~
その日の夜。


定時終わりの私とは違い、21時過ぎに篤さんは自宅へと帰って来た。



「お前、飯食ったか?」


そう言って、ダイニングテーブルに、帰りに買って来たと思われるハンバーガーの袋を置いている。



私は気持ち悪くてソファーに寝転んでいたが、その体を起こす。



「ううん…」



私も帰りに、ほか弁でのり弁を買って帰って来たのだけど、
食欲が無くてダイニングテーブルの上にそのままの状態で置いてある。


篤さんもそれに気付き、それをチラリと見ている。


「食わなくて大丈夫なのか?」


「大丈夫。
それ、朝食べるから」


一番、朝がつわりがマシだから。



「そうか」


そう言って、篤さんはダイニングテーブルに座り、
その買って来ているハンバーガーを食べ始めた。



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