きらめく星と沈黙の月
苦い記憶-中1-
『お疲れ、碧』
『おう。桜子もちゃんと水分取れよ?』
『うん!ありがと』
小学生の頃から憧れだった。
碧の側で支えられるマネージャーという立場が。
そして、中学に入り、すぐに入部届けを出してマネになった。
マネとして見る碧は一段とカッコよくて、キラキラ輝いていた。
誰よりも先に練習に来て、誰よりも遅くまで練習を続ける碧。
碧だけ飛び抜けて上手いのは素人の私にもよく分かった。
だけどいつも冷静に周りが見えていて、独りよがりになることはなかった。
『桜子ちゃん!タオル洗濯機に入れてきてって言われたんだけど、どこに行けばいい?』
私より少し後にマネとして入部してきた瑠璃。
明るく優しく、そして可愛い瑠璃は野球部のマドンナ。
『おう。桜子もちゃんと水分取れよ?』
『うん!ありがと』
小学生の頃から憧れだった。
碧の側で支えられるマネージャーという立場が。
そして、中学に入り、すぐに入部届けを出してマネになった。
マネとして見る碧は一段とカッコよくて、キラキラ輝いていた。
誰よりも先に練習に来て、誰よりも遅くまで練習を続ける碧。
碧だけ飛び抜けて上手いのは素人の私にもよく分かった。
だけどいつも冷静に周りが見えていて、独りよがりになることはなかった。
『桜子ちゃん!タオル洗濯機に入れてきてって言われたんだけど、どこに行けばいい?』
私より少し後にマネとして入部してきた瑠璃。
明るく優しく、そして可愛い瑠璃は野球部のマドンナ。