きらめく星と沈黙の月
俺らの間にまたピリついた空気が流れる。


「桜子は何て?」


オギの空気から何となく答えは分かる。


「…マネージャーはしたくないってさ」


「………そ」


やっぱりそうなんだ。


そうだよな…。


俺が勝手に望んでたことだし。


「…ま、地道にコツコツだな。お前らの事情を知らないから何とも言えないけど、桜ちゃんは少なくとも碧そのものを嫌ってるわけじゃないんだから、どうにかなるって」


「まぁーなぁ…」


そりゃそうだって頭では分かってるけど、何となくショックだった。


昨日のあの笑顔を見て、もしかしたら…って思ってしまった分、ショックが大きい。


俺が桜子に対してやったことで、想像以上に傷つけてたんだろうな…。
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