きらめく星と沈黙の月
第2章-大きな障害-
合宿
それから数日。
キャプテンの栗ちゃんを中心とした新チームが早くも練習に励んでいる。
そんなマネージャーの仕事を覚え始めた頃、陽菜曰く“魔の合宿”が始まろうとしていた。
1週間、山奥の合宿所で強化合宿が行われる。
部員はもちろんのこと、マネージャーも相当ハードみたいだ。
1年のマネがいないから、私と陽菜の二人で仕事を回す。
まだまだ新米の私と二人なんて、陽菜に申し訳ないけど、やるしかない。
それに、今、すごく幸せだ。
碧のことを近くで支えられるこの環境がすごく幸せなんだ。
「うぅ…気持ち悪い……」
「大丈夫?もうすぐ着くらしいから、頑張って陽菜」
顔を真っ青にして、口元を押さえる陽菜の背中をさする。
砂利道のせいで、進む度にバスが跳ねる。
乗り物には強い私でも少し疲れるから、陽菜のは相当だろう。
キャプテンの栗ちゃんを中心とした新チームが早くも練習に励んでいる。
そんなマネージャーの仕事を覚え始めた頃、陽菜曰く“魔の合宿”が始まろうとしていた。
1週間、山奥の合宿所で強化合宿が行われる。
部員はもちろんのこと、マネージャーも相当ハードみたいだ。
1年のマネがいないから、私と陽菜の二人で仕事を回す。
まだまだ新米の私と二人なんて、陽菜に申し訳ないけど、やるしかない。
それに、今、すごく幸せだ。
碧のことを近くで支えられるこの環境がすごく幸せなんだ。
「うぅ…気持ち悪い……」
「大丈夫?もうすぐ着くらしいから、頑張って陽菜」
顔を真っ青にして、口元を押さえる陽菜の背中をさする。
砂利道のせいで、進む度にバスが跳ねる。
乗り物には強い私でも少し疲れるから、陽菜のは相当だろう。