きらめく星と沈黙の月
準備の手を止めて、大雅が私を見つめる。
その目はどこか遠い。
「えーっと…」
碧に誤解されたくないから引き出しの奥にしまってるって言うと失礼だよね…。
せっかくくれた物だし…。
「…たまにつけてるよ!出掛けるときとか…」
「ホンマ?嬉しいわ」
テキトーについた嘘なのに、大雅は顔をぱあっと輝かせて嬉しそうに笑ってくれた。
申し訳なさで心臓がキューっと締め付けられる。
「すみません!」
海南のジャージを着た、ポニーテールの女子マネが私たちの方へ走ってくる。
「西高の部員が、藤北のマネージャーを呼べと騒いでまして…。来ていただけませんか…?」
ひどく慌てた様子で、しきりにペコペコ頭を下げている。
1年生の子なのかもしれない。
その目はどこか遠い。
「えーっと…」
碧に誤解されたくないから引き出しの奥にしまってるって言うと失礼だよね…。
せっかくくれた物だし…。
「…たまにつけてるよ!出掛けるときとか…」
「ホンマ?嬉しいわ」
テキトーについた嘘なのに、大雅は顔をぱあっと輝かせて嬉しそうに笑ってくれた。
申し訳なさで心臓がキューっと締め付けられる。
「すみません!」
海南のジャージを着た、ポニーテールの女子マネが私たちの方へ走ってくる。
「西高の部員が、藤北のマネージャーを呼べと騒いでまして…。来ていただけませんか…?」
ひどく慌てた様子で、しきりにペコペコ頭を下げている。
1年生の子なのかもしれない。