きらめく星と沈黙の月
「これ以上敷地内に入るな!!」


出勤していた海南の先生たちが総出で西高生を押さえているけど、人数が違いすぎる。


誰も制止を聞かず、私たちに詰め寄ってきた。


「…藤北のマネージャー…です…けど…」


怖くて怖くて声が震える。


「俺らがわざわざ出向いてやってんのに、敷地内に入るなって酷いと思わない?ねぇ?藤北のマネージャーさん?」


男の手が私の頬に触れた。


「触らないで!」


パシンッと払い除けた私の腕を、男が掴む。


「あーあー、そんなこと言っていいのかなぁ?今すぐグラウンドに行って、キミたちご自慢のエース君をボコボコにすることだってできるんだけどなぁ」


…何よそれ…。


「そんなことはさせない!」


碧に…部員に…手出しはさせない。
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