きらめく星と沈黙の月
「……まっ、要するに“無事で良かった”ってことやろ?ホンマツンデレやなぁ」
大雅が底なしに明るい声で言ってくれた。
そのおかげで、変に止まった空気が再び流れ出す。
「…ホントに無事だったのか?何もされなかったのか?」
「……うん。ホントに何もなかったから大丈夫だよ」
ホントは怖かった。
でも、碧に心配かけたくない。
「それ、嘘だろ。ほんとは怖い思いさせられたんだろ。それの何が大丈夫なんだよ」
碧の目に怒りの色が見える。
「…碧……?」
「…大丈夫じゃない時に限って大丈夫って言うのは、桜子も同じだ。俺と同じだから分かる。俺の前では無理しなくていいから。てか、無理すんなよ」
碧……。
「…ホントはすごく怖かったよ。でもね、大雅が助けてくれたし、今こうやって碧が心配してくれてる。だから、私は大丈夫だよ。ありがとう、碧」
大雅が底なしに明るい声で言ってくれた。
そのおかげで、変に止まった空気が再び流れ出す。
「…ホントに無事だったのか?何もされなかったのか?」
「……うん。ホントに何もなかったから大丈夫だよ」
ホントは怖かった。
でも、碧に心配かけたくない。
「それ、嘘だろ。ほんとは怖い思いさせられたんだろ。それの何が大丈夫なんだよ」
碧の目に怒りの色が見える。
「…碧……?」
「…大丈夫じゃない時に限って大丈夫って言うのは、桜子も同じだ。俺と同じだから分かる。俺の前では無理しなくていいから。てか、無理すんなよ」
碧……。
「…ホントはすごく怖かったよ。でもね、大雅が助けてくれたし、今こうやって碧が心配してくれてる。だから、私は大丈夫だよ。ありがとう、碧」