きらめく星と沈黙の月
「ま、後者が正解かな」
松平くんは観念したように笑った。
「何がおかしいのよ」
今にも飛びかかってしまいそうな陽菜の手を握り、松平くんを見つめる。
「お願い、松平くん。全部自作自演だって先生たちに説明して。お願い!このままじゃ、せっかく掴み取った甲子園がなくなっちゃう…っ」
そんな苦しい経験、碧にしてほしくない。
あんなに努力したのに…。
努力して勝ち取った夢の舞台なのに…っ。
「嫌に決まってんじゃん」
血も涙もない冷たい言葉。
松平くんってこんな人だった…?
いつも碧のことばかり追ってて、松平くんのことまで見ていなかった。
これが松平くんの本性なの…?
「ずっと星矢のことが嫌いだった」
松平くんは観念したように笑った。
「何がおかしいのよ」
今にも飛びかかってしまいそうな陽菜の手を握り、松平くんを見つめる。
「お願い、松平くん。全部自作自演だって先生たちに説明して。お願い!このままじゃ、せっかく掴み取った甲子園がなくなっちゃう…っ」
そんな苦しい経験、碧にしてほしくない。
あんなに努力したのに…。
努力して勝ち取った夢の舞台なのに…っ。
「嫌に決まってんじゃん」
血も涙もない冷たい言葉。
松平くんってこんな人だった…?
いつも碧のことばかり追ってて、松平くんのことまで見ていなかった。
これが松平くんの本性なの…?
「ずっと星矢のことが嫌いだった」