きらめく星と沈黙の月
シーン…
と静まり返った教室。
心美が顔をひきつらせて大雅を見ている。
「言ってえぇこととアカンことがあんのも分からへんのか」
「…は?」
「今回の件は野球部の問題や!なんも知らん部外者が口出すなや!!」
普段怒らない大雅が怒鳴ったことで、教室は水を打ったように静かになる。
「…桜ちゃんを責めていいんは、当事者だけや。部外者は黙っとれボケ」
誰も動かないし、誰も声を発しない。
誰にとっても居心地の悪い沈黙が続く。
「……大雅…もういいよよ、ありがとう…」
私が困ったとき、守ってくれるのも、助けてくれるのも、大雅だ。
碧じゃない。
だけど……。
やっぱり私は碧が好きなんだ。
碧は一連のやり取りを無表情で見ているだけだった─…。
と静まり返った教室。
心美が顔をひきつらせて大雅を見ている。
「言ってえぇこととアカンことがあんのも分からへんのか」
「…は?」
「今回の件は野球部の問題や!なんも知らん部外者が口出すなや!!」
普段怒らない大雅が怒鳴ったことで、教室は水を打ったように静かになる。
「…桜ちゃんを責めていいんは、当事者だけや。部外者は黙っとれボケ」
誰も動かないし、誰も声を発しない。
誰にとっても居心地の悪い沈黙が続く。
「……大雅…もういいよよ、ありがとう…」
私が困ったとき、守ってくれるのも、助けてくれるのも、大雅だ。
碧じゃない。
だけど……。
やっぱり私は碧が好きなんだ。
碧は一連のやり取りを無表情で見ているだけだった─…。