きらめく星と沈黙の月
…結局、強要したか加担したかが違うだけ。
私は被害者よりも甲子園を選んだ。
その事実は変わらない。
「ごめんなさい」
もう、何に対して謝っているのかも分からない。
「……謝罪が聞きたいんじゃない。理由が聞きたいんだよ」
「…碧の夢を壊したくなかった」
碧の口調に苛立ちを感じ、反射的にそう答える。
「……そ」
冷たい一言と共に吐き出されるため息。
廊下の空気がとんでもなく重い。
「碧……」
「……何」
“次があるから”
“夏に向けて頑張って”
“応援してる”
そんなの私が言えるわけがないよね…。
碧からしたら私は夢を奪った悪人なんだから…。
「…ごめん、なんでもない」
「…もうこれ以上謝るなよ。めんどくさいから」
“めんどくさい”
その言葉は、鋭いナイフとなって私の胸を切り裂いた。
深く、深く…。
私は被害者よりも甲子園を選んだ。
その事実は変わらない。
「ごめんなさい」
もう、何に対して謝っているのかも分からない。
「……謝罪が聞きたいんじゃない。理由が聞きたいんだよ」
「…碧の夢を壊したくなかった」
碧の口調に苛立ちを感じ、反射的にそう答える。
「……そ」
冷たい一言と共に吐き出されるため息。
廊下の空気がとんでもなく重い。
「碧……」
「……何」
“次があるから”
“夏に向けて頑張って”
“応援してる”
そんなの私が言えるわけがないよね…。
碧からしたら私は夢を奪った悪人なんだから…。
「…ごめん、なんでもない」
「…もうこれ以上謝るなよ。めんどくさいから」
“めんどくさい”
その言葉は、鋭いナイフとなって私の胸を切り裂いた。
深く、深く…。