きらめく星と沈黙の月
「もう傷つけない。もう、誰にも邪魔させない」
「うん…」
夢を失い“無”だった碧はもういない。
碧はちゃんと前に進んでいる。
「今度こそ甲子園で勝負する。絶対負けねぇ」
勝負師碧の姿が今、ここに、ちゃんとある。
「だからさ…」
碧はそこで言葉を切った。
口を開くことを躊躇っているのか、碧は言いづらそうに目を伏せた。
「…何…?」
なんだか胸がドキドキする。
「絶対に甲子園に行く。だから…甲子園が終わったら…俺と付き合ってほしい」
え……?
今…なんて……。
「ダメ…かな…?」
今…告白された…よね…?
夢…じゃないよね…?
「…桜子…?」
「だっ…ダメじゃない!」
不安そうな碧に覗き込まれ、慌てて首をブンブン振る。
「うん…」
夢を失い“無”だった碧はもういない。
碧はちゃんと前に進んでいる。
「今度こそ甲子園で勝負する。絶対負けねぇ」
勝負師碧の姿が今、ここに、ちゃんとある。
「だからさ…」
碧はそこで言葉を切った。
口を開くことを躊躇っているのか、碧は言いづらそうに目を伏せた。
「…何…?」
なんだか胸がドキドキする。
「絶対に甲子園に行く。だから…甲子園が終わったら…俺と付き合ってほしい」
え……?
今…なんて……。
「ダメ…かな…?」
今…告白された…よね…?
夢…じゃないよね…?
「…桜子…?」
「だっ…ダメじゃない!」
不安そうな碧に覗き込まれ、慌てて首をブンブン振る。