周王 龍巳を怒らせるな

｢ほんとに大丈夫？｣
｢うん…｣
｢今日の穂ちゃん…いつにも増して可愛いから、止まらないかもしれないよ？｣
｢うん…たっちゃんの事大好きだから！怖くても愛し合いたいの｣

｢嬉しい…じゃあ、愛し合おうね……！｣

ベットに組み敷かれて、口唇が重なった。
龍巳の口唇が首、鎖骨、胸へと落ちていく。
｢ん……あ…たっ…ちゃん……ふわふわ、する…｣
｢穂ちゃん…綺麗……好き…好きだよ……｣
｢たっちゃん…あ……んぁ…たっちゃん………｣

穂華の身体にキスマークがついていく。

｢穂ちゃん…顔、見せて？｣
｢ん…恥ずかしの……｣
恥ずかしさで、ずっと顔を手で隠していた穂華。
ゆっくり手を退かす、龍巳。

｢可愛い…穂ちゃん…僕の名前……呼んで？｣
｢たっちゃん…たっちゃん……｣
｢穂ちゃん、腰…浮かせて？｣
｢うん…｣
スルッと、龍巳によって下着を脱がされた。

｢………穂ちゃん…怖くないからね。
手…繋ごう……？｣
｢うん…怖くないよ？たっちゃんとなら、怖くない｣
指を絡ませて握る。

｢じゃあ…ひとつになろうね……｣
｢━━━━━━！！
んんっ……あぁ…んぁ…｣
穂華の龍巳を握る手に、力が入る。
｢穂ちゃん、力抜いて…？｣
｢ん……｣
｢………穂ちゃん…僕、幸せ…
穂ちゃんはずっと…僕のモノ……｣
｢たっ…ちゃ…好き…｣
｢僕も…だよ……好きで、好きで……苦しい位、好きだよ…｣

スプリングの音が響く、寝室。

龍巳は穂華への愛情が、益々膨らんでいくのを感じていた。
この先、何があっても穂華のことを放せないだろう。


穂華が龍巳の全てを知ってしまったとしても━━━━