周王 龍巳を怒らせるな
カーテンから漏れる朝日で、目を覚ました穂華。
「んん…」
「穂ちゃん、おはよ」
「……////!」
すぐ近くに龍巳の綺麗な顔がドアップであり、思わず顔が赤くなる、穂華。
「フフ…可愛い~」
「たっちゃん…近いよぉ…」
「だって、可愛いからずっと見てたいんだもん!」
「たっちゃんこそ、綺麗だね…いつみても……」
「そう?」
そう言って、サイドテーブルの上のペットボトルを取ろうと身をよじった龍巳。
「え……たっちゃん…それ……」
ちょうど龍巳の背中が見えた。
「んー?刺青のこと?」
「う、うん…」
「やっぱ、嫌?」
「ううん。意外だなって思って……」
「あーそうだよね」
「でもこの龍、王冠かぶってる…たっちゃんその者だね…!」
「うん、まぁね」
穂華は龍巳の背中をなぞった。
「たっちゃん」
「ん?」
「私はたっちゃんの為に何ができるかな?」
「傍にいてほしい。
ずーっと……」
「え?それは、もちろんだよ!」
「これから先、僕から離れたくなる時が来ると思うんだ。
でも、放せない。
それを、わかっててほしい……」
穂華に向き直り、頭を撫でながら言った。
「そんな時が、来るの…?
私がたっちゃんから、離れる時?」
「うん…」
「逆じゃなくて……?」
「うん」
龍巳の微笑みの中に、ほんとにそうなる日が来ることを予感させていた。
「んん…」
「穂ちゃん、おはよ」
「……////!」
すぐ近くに龍巳の綺麗な顔がドアップであり、思わず顔が赤くなる、穂華。
「フフ…可愛い~」
「たっちゃん…近いよぉ…」
「だって、可愛いからずっと見てたいんだもん!」
「たっちゃんこそ、綺麗だね…いつみても……」
「そう?」
そう言って、サイドテーブルの上のペットボトルを取ろうと身をよじった龍巳。
「え……たっちゃん…それ……」
ちょうど龍巳の背中が見えた。
「んー?刺青のこと?」
「う、うん…」
「やっぱ、嫌?」
「ううん。意外だなって思って……」
「あーそうだよね」
「でもこの龍、王冠かぶってる…たっちゃんその者だね…!」
「うん、まぁね」
穂華は龍巳の背中をなぞった。
「たっちゃん」
「ん?」
「私はたっちゃんの為に何ができるかな?」
「傍にいてほしい。
ずーっと……」
「え?それは、もちろんだよ!」
「これから先、僕から離れたくなる時が来ると思うんだ。
でも、放せない。
それを、わかっててほしい……」
穂華に向き直り、頭を撫でながら言った。
「そんな時が、来るの…?
私がたっちゃんから、離れる時?」
「うん…」
「逆じゃなくて……?」
「うん」
龍巳の微笑みの中に、ほんとにそうなる日が来ることを予感させていた。