周王 龍巳を怒らせるな
その日の帰り、会社エントランスに人集りができていた。社員達が誰かを取り囲んでいる。
「なんだろ…?」
何気なく人集りの中を覗くと、なんと龍巳がいた。
「え?周王さん…!?」
「あ、やっときた!穂ちゃん!」
「へ?ほ、穂…?ちゃん…?」
「皆さん、ごめんね!
僕、彼女と仕事の話があるからこれで……」
そう言って、ニコッと微笑むと周りの社員達が去っていった。
「え?あの…」
「長月 穂華ちゃん。
だよね?」
「はい」
「覚えてるかな?この前の合コンの相手の━━━━」
「もちろん!周王 龍巳さん!覚えてます!」
また会えた喜びについ力が入り、乗り出すように言ってしまった、穂華。
「フフ…ヤバい…やっぱ、可愛い~」
「あ…ごめんなさい…つい、会えたこと嬉しくて……」
「ほんと?」
「はい…」
「じゃあ…受け入れてもらえるかな?」
「え?」
「穂ちゃん、僕の恋人になって!」
「へ?」
「合コンに来てたってことは、恋人探してたんでしょ?
君が僕に会いたかったってことは、手応えあるってことだよね?」
「え?は、はい。
周王さんのこと、素敵だなって思ってました」
「じゃあ…
君の全てを僕にちょうだい!」
これが彼・周王 龍巳との恋の始まりである。
この時はまだ、龍巳の狂気に全く気づいていなかった。
とにかくイケメンで、爽やかで、頭も良い素敵な人だと、私にはもったいなすぎる完璧な男性だと思っていた。
「なんだろ…?」
何気なく人集りの中を覗くと、なんと龍巳がいた。
「え?周王さん…!?」
「あ、やっときた!穂ちゃん!」
「へ?ほ、穂…?ちゃん…?」
「皆さん、ごめんね!
僕、彼女と仕事の話があるからこれで……」
そう言って、ニコッと微笑むと周りの社員達が去っていった。
「え?あの…」
「長月 穂華ちゃん。
だよね?」
「はい」
「覚えてるかな?この前の合コンの相手の━━━━」
「もちろん!周王 龍巳さん!覚えてます!」
また会えた喜びについ力が入り、乗り出すように言ってしまった、穂華。
「フフ…ヤバい…やっぱ、可愛い~」
「あ…ごめんなさい…つい、会えたこと嬉しくて……」
「ほんと?」
「はい…」
「じゃあ…受け入れてもらえるかな?」
「え?」
「穂ちゃん、僕の恋人になって!」
「へ?」
「合コンに来てたってことは、恋人探してたんでしょ?
君が僕に会いたかったってことは、手応えあるってことだよね?」
「え?は、はい。
周王さんのこと、素敵だなって思ってました」
「じゃあ…
君の全てを僕にちょうだい!」
これが彼・周王 龍巳との恋の始まりである。
この時はまだ、龍巳の狂気に全く気づいていなかった。
とにかくイケメンで、爽やかで、頭も良い素敵な人だと、私にはもったいなすぎる完璧な男性だと思っていた。