周王 龍巳を怒らせるな
エピローグ~さぁ…選んで?
ソファに並んで座り、いつものように穂華の方を身体事向いて龍巳が足を組んだ。
龍巳は先ほど撮った一式の、殺されている写真が写っているスマホをテーブルの上に置いた。
「穂ちゃん、気持ち悪いだろうけどこれ見て?」
「え?
━━━━━!!!!
うっ…!!」
穂華は写真を見て、口元を手で覆った。
そして、すぐに目を反らした。
「これ…誰?」
「一式 次朗です」
穂華の問いに、厘が答えた。
「え?てことは、たっちゃん……」
「僕が殺った」
「え?どうし……」
「僕の穂ちゃんを傷つけたから」
「え━━━」
「僕はね、ずーっとこうやって敵を消して生きてきた。僕が生きていく為に、邪魔なモノ、穂ちゃんを傷つけるモノ、全て消す」
「じ、じゃあ…噂って、やっぱほんとのこと…?」
「噂?」
「たっちゃんを怒らせるなってやつ」
「あーそうだね」
「たっちゃんが…?
一式、さんを…?」
「あと美里ってヤツと、高美ってヤツも消したよ!
穂ちゃんを傷つけたから」
「はぁはぁ……酷い…どうして……こんな…」
あまりの衝撃の事実に、穂華は息切れして口元を押えている。
「穂ちゃんが惚れた男は、こんな男だよ」
龍巳が穂華の頬に触れる。
「嫌!!?」
思わず、龍巳を押し返し立ち上がった。
「………」
「あ…ごめんな━━━━━」
「絶対!!!
一生…放れないし放さないからね……
…って言ったよね……!?」
龍巳が見たこともない程に、どす黒い雰囲気に包まれていた。
「あ……」
穂華はあまりの恐ろしさに身体がガクガクしている。
「さぁ……選んで?穂ちゃん。
俺にここに閉じ込められて一生愛される。
もうひとつは、穂ちゃんの関係者全て消されて今まで通り暮らす。
さぁ、どっち?」
龍巳は先ほど撮った一式の、殺されている写真が写っているスマホをテーブルの上に置いた。
「穂ちゃん、気持ち悪いだろうけどこれ見て?」
「え?
━━━━━!!!!
うっ…!!」
穂華は写真を見て、口元を手で覆った。
そして、すぐに目を反らした。
「これ…誰?」
「一式 次朗です」
穂華の問いに、厘が答えた。
「え?てことは、たっちゃん……」
「僕が殺った」
「え?どうし……」
「僕の穂ちゃんを傷つけたから」
「え━━━」
「僕はね、ずーっとこうやって敵を消して生きてきた。僕が生きていく為に、邪魔なモノ、穂ちゃんを傷つけるモノ、全て消す」
「じ、じゃあ…噂って、やっぱほんとのこと…?」
「噂?」
「たっちゃんを怒らせるなってやつ」
「あーそうだね」
「たっちゃんが…?
一式、さんを…?」
「あと美里ってヤツと、高美ってヤツも消したよ!
穂ちゃんを傷つけたから」
「はぁはぁ……酷い…どうして……こんな…」
あまりの衝撃の事実に、穂華は息切れして口元を押えている。
「穂ちゃんが惚れた男は、こんな男だよ」
龍巳が穂華の頬に触れる。
「嫌!!?」
思わず、龍巳を押し返し立ち上がった。
「………」
「あ…ごめんな━━━━━」
「絶対!!!
一生…放れないし放さないからね……
…って言ったよね……!?」
龍巳が見たこともない程に、どす黒い雰囲気に包まれていた。
「あ……」
穂華はあまりの恐ろしさに身体がガクガクしている。
「さぁ……選んで?穂ちゃん。
俺にここに閉じ込められて一生愛される。
もうひとつは、穂ちゃんの関係者全て消されて今まで通り暮らす。
さぁ、どっち?」