これがリアルな恋愛事情〜好きの形はひとつじゃない〜


服装は日焼けをしないために長袖の薄いカーディガンを羽織った。そして少し化粧もした。学校の時は眉毛書いてパウダーとリップクリームだけだったけど、なんだか少しだけ濃いメイクをしてみた。ファンデもしたしアイメイクも。リップも塗ってみた。どうしよう、お出かけでもないのに岸くんに会うだけなのに気合い入れすぎた?



からかわれないかなぁ。、でもま、いっか。


身だしなみ整えて外出るのは普通だよね!女の子だし。うん。


髪の毛もストレートアイロンかけて、癖を伸ばす。


よし、行くか。


LINEで住所も送られてきていたのでそれを見て家に行く。


家族とかいないよね?なんだか緊張する。光輝意外の男の子の家って行ったことないかも。


とりあえず電車に乗って1駅揺られる。


降りて意外と近いところ。徒歩でも行けそうなところでよかった〜。


これなら電車は乗らなきゃだけど光輝の家行くよりも歩行距離だけでいえば短いかも?



日焼けするし外はあまり歩きたくはない。



暑いの苦手なんだよね。



そんなこんなで直ぐに着いた。ほんとに駅近いんだね。5分もかかんないじゃん。


でも私の家もそんなもんか。


と思いながら息を整える。初めてのお宅ってインターホン押すの緊張する。どうしよう、LINEで着いたって送ってみるか?


着く前にもうすぐって送ればよかったんだ、ここまで来たし、押すかピンポン。


インターホンを押せばスピーカーからはよく知ってる声。よかった岸くんだ。


《あ、佐山ですっ》


《あー、ちょっと待って〜今行く〜》


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