これがリアルな恋愛事情〜好きの形はひとつじゃない〜



ガチャッ



「こんにちは〜、、」


なんか急に気まずくなっちゃって言葉につまる。


そんな岸くんは私をじっと見て目を細めた。



かと思えば何も言わずに中入ってとだけ言って先に家の中に消えた。


なんて不親切な、!人のことじっと見て何も言わないのもなんか緊張するし、、。



「お邪魔します 」



「なんか飲む?お茶とりんごジュースあるけど」


「あ、りんごジュース飲みたい、、」



私りんごジュース好きなんだよね。嬉しい。


でもちゃんともてなされてる私。


ジュースを注ぐ岸くんを見つめる。するとこっちを見て何?なんて言うもんだから、別にって言って目線をそらす。



というか、よく考えたらこの状況ってすごく変なんじゃ??なんか私、漫画を口実に会いに来たみたいに思われたらどうしよう。



でも、あながち嘘でもないのような気がして、自分の不純な気持ちを恥ずかしんだ。



岸くんという人間に興味が湧いていることには間違いない。だって、こんなに掴めない人初めてだし、こんなに仲良くなるの難しい人どうにかこうにか仲良くなってやる!みたいな気持ちにさせられる。


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