これがリアルな恋愛事情〜好きの形はひとつじゃない〜
最近変じゃない?
そしてその日はご飯を食べてすぐ帰宅。
自分の部屋のベットにダイブした。
数少ない日に遊べると思って楽しみにして行けば、光輝に彼女が出来ていて、更にはプレゼント選びに付き合えって?
「ふざけるなっ!光輝のバカっ!光輝のアホっ!」
私の気も知りもしないで、うぅぅ。声に出して怒ってみたものの余計に寂しくなるばかり。
なんか、光輝を彼女に取られたような気持ちになって、寂しくて、心に穴が空いたみたい。
別に、今まで通りかもしれないけど、今まで通りには行かないようなそんな気もする。
なんなの、この気持ち。
考えていてもループするだけで解決なんて出来るわけなくて。
何もする気になれなくてこの日はずっと、もぬけの殻になってその日が終わった。
ーーー
そんなこんなで夏休みもあっっという間に過ぎ去って登校日。
「学校が憂鬱だわ」
朝の支度をしながら独り言を漏らす。
「そりゃあ新学期はだるいもんでしょーよ」
独り言を聞いてたママの声。
「違う意味なの!ママには分からないことなの!」
なぜ私はママに逆ギレしてるのか、自分でも分からないまま家を出る。