ベタ惚れ副社長が逃がしてくれません!
翌週からは怒涛の毎日

引き継ぎという厄介な仕事が普段の業務に加

わるだけでこんなにも忙しいとは思わなかった


『すみれ大丈夫ー?顔やつれてるけど昨日も

残業してたの?何か手伝おうか?』


「香里ぃぃぃ ううん。お昼返上しただけ 

もし資料室寄るんだったら取ってきて欲しい

ファイルがあるんだけどお願いしてもいい?」


『丁度資料室近くの会議室で会議の準備する

予定だったからちょっと遅れても良いなら取

ってくるよ』


「ありがとう!助かる 今度コーヒー奢るよ」

『じゃあ高そうなカフェ見つけとく!笑』

「そこは缶コーヒーでしょ!笑」


と軽口を叩けるくらいの心の余裕はまだある

もうひと頑張り!と気合いを入れ直し金曜日

の午後を乗り切った。
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