ベタ惚れ副社長が逃がしてくれません!

「こんにちは、渡辺さんすみません

少し探し物をしていまして」


『あぁ、この鍵のこと?』


「…なぜ渡辺さんが私の家の鍵を持っている

のですか?」


ほっそりとした渡辺さんの手には私が

昨日無くしたはずの鍵が握られていた 


『そうね、話してあげてもいいけどここでは

誰かに聞かれそうだし誰にも聞かれたくない

から非常階段でもいいかしら?』 


ここは素直に従うしか無く彼女の後について

いった


『で、まずなんで私があなたの鍵を持ってい

るのか、だったっけ?

私が盗んだから単純でしょう』


すんなり告白されたことに動揺を隠せないや

けに響く声が恐怖心を揺らす


< 52 / 91 >

この作品をシェア

pagetop