ベタ惚れ副社長が逃がしてくれません!
『ねぇ、なんで私がわざわざ非常階段なんて
場所に連れ出したとでも思ってるの?
元のシナリオはこうよ新人で迷ったあなたを
見つけ追いかけたら誤って転倒していた
その後必死に介護している私のことを疑う人
なんていないはず
怪我の治療する間に秘書の席は貰っておくわね
せいぜい頭くらいは守りなさい』
そう言い距離を詰めてくる
人間本当の恐怖を抱く時は声なんてでないん
だなと呑気なことを考えてしまった
せめて軽傷で済むようにしようと意を決した
とき