ベタ惚れ副社長が逃がしてくれません!
ここまで綺麗にふたりの声が重なった
お互いフリーズしたが先に現実に戻ってき
たのはすみれの方だった
「副社長そんなこと思ってたんですが!?
それは流石にひk コホンいえ、
セクハラって思ってもおかしくないですね」
そう言えばあの後バタバタしててすっかり忘
れてたけどすみれって呼ばれた気もするし副
社長の付ける男物の香水の爽やかな香りがし
たなとか抱えてくれた腕は骨張っていてちょ
っとカッコよかったなとかただでさえ
顔面が良いから常日頃から心臓に良くないの
に直近だと更にかっこいいとかなんか乙女の
思考がぐるぐるし始めたから慌てて現実に
引きずり戻す