ベタ惚れ副社長が逃がしてくれません!
遊佐side
ふー
深呼吸を合図にしたかのようにグラスの中の
氷が カラン と音を立てた
手の中のスマホは掛けるか掛けないか
を迷ってずっと起動していたためかその温か
さを手のひらに伝えてくる
「早く会いたい」
口から溢れ出たその言葉は愛しい彼女への言葉だ
少しずるくてもデートの約束が出来たことに
頬が緩まずにはいられない
酒の力もあるだろうが今まで断られることを
考えると口に出せずにいた
ゆっくりだけど少しずつ俺を見ればいい
夢中になればいい
生憎こっちは微塵も引くつもりは無い
だけど最近彼女の方も少し意識してくれてる
ような気もする
彼女の少し緊張した"おやすみなさい"の声を何
度も思い出しながらグラスを傾けた
遊佐side end
ふー
深呼吸を合図にしたかのようにグラスの中の
氷が カラン と音を立てた
手の中のスマホは掛けるか掛けないか
を迷ってずっと起動していたためかその温か
さを手のひらに伝えてくる
「早く会いたい」
口から溢れ出たその言葉は愛しい彼女への言葉だ
少しずるくてもデートの約束が出来たことに
頬が緩まずにはいられない
酒の力もあるだろうが今まで断られることを
考えると口に出せずにいた
ゆっくりだけど少しずつ俺を見ればいい
夢中になればいい
生憎こっちは微塵も引くつもりは無い
だけど最近彼女の方も少し意識してくれてる
ような気もする
彼女の少し緊張した"おやすみなさい"の声を何
度も思い出しながらグラスを傾けた
遊佐side end