眩しい輝きに惹かれて

 美奈は俺達のライブがある時は来れる限り俺の身内という事で関係者で来ている。

 それが俺には気になって仕方がなかった。

 ライブの収録が無事終わり、俺と浩は他の2人に『知り合いに挨拶してくる』と伝え美奈の元に。

 「なんでまた来てるんだよ」

 自分でも冷たい声のトーンだと思った。

 元々、浩の様に声が高い方ではない。

 それでも美奈は気にせず言う。

 「私もお兄ちゃんのグループに入りたいから」と。

 そんな事は出来るはずない。

 何度も断っているのに美奈はしつこく食らい付いてくるんだ。
 

 
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