俺、あなたのリアコです!6
「五、四、三……」
カウントダウンが始まる。ついにライブツアー最後のステージとなった。
今までのライブツアーの最後は、始まりが少し寂しかった。だってリスナーさんと近付ける時間が終わってしまうから。でも、今回胸にあるのは少し違った感情だ。
隣を見れば、生まれ変わろうとしている琴葉ちゃんーーーいや桜ちゃんがいる。その声を武器に、戦おうとしている。そんな彼女が愛おしいんだ。
「ニ、一、ゼロ!!」
白い煙幕が上がり、それを合図に俺はステージへと飛び出す。俺がステージに立った瞬間にスポットライトが煌めき、お客さんの歓喜の声が響く。ああ、この景色が何度見ても好きだ。
お客さんの持っているペンライトが星みたいに輝く。この景色を好きな人と同じ場所で見られるなんて、夢みたいだな。
「ゲストのみんなと一緒に歌います!!Alice in N.Y.!!」
俺や他の歌い手は、ライブの時には自分のオリジナル曲を歌うことが多い。でも今回は、ボカロ曲を中心に歌うツアーにしたんだ。
カウントダウンが始まる。ついにライブツアー最後のステージとなった。
今までのライブツアーの最後は、始まりが少し寂しかった。だってリスナーさんと近付ける時間が終わってしまうから。でも、今回胸にあるのは少し違った感情だ。
隣を見れば、生まれ変わろうとしている琴葉ちゃんーーーいや桜ちゃんがいる。その声を武器に、戦おうとしている。そんな彼女が愛おしいんだ。
「ニ、一、ゼロ!!」
白い煙幕が上がり、それを合図に俺はステージへと飛び出す。俺がステージに立った瞬間にスポットライトが煌めき、お客さんの歓喜の声が響く。ああ、この景色が何度見ても好きだ。
お客さんの持っているペンライトが星みたいに輝く。この景色を好きな人と同じ場所で見られるなんて、夢みたいだな。
「ゲストのみんなと一緒に歌います!!Alice in N.Y.!!」
俺や他の歌い手は、ライブの時には自分のオリジナル曲を歌うことが多い。でも今回は、ボカロ曲を中心に歌うツアーにしたんだ。