今日も君に恋焦がれる
「胡桃先輩?…」



まだそう呼んでくれるんだね。


それだけのことに胸が熱くなるから大変だ。


すると、葵くんは立ち上がりわたしの前に立った。



「座って話そ?」



優しく腕を握られソファへと座らせられる。


そして、横に葵くんも腰掛けるから心臓が…!



「昨日どこに泊まったの?…柳田先輩んち?」


「………。」



嘘はつけないとゆっくり頷く。



「…へー。………はぁ。」



声のトーンが下がった…よね?それにため息!?



「何もされてないよね?」


「……た、多分…?」



それは大丈夫、だと思うんだけど…。



「多分って何?」
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