今日も君に恋焦がれる
「き、記憶になくて…」


「は?何それ」



…うっ…ごめんなさいぃ。



「あのあと飲み直したから…それで…っ」



チラッと葵くんを見ると頭を抱えていた。


でももう葵くんには関係ないよね?それより別れ話しはいつするの?もうわたしのことなんてどうでもいいんじゃないの?



「葵くん……別れよ…?」



もうこれ以上は葵くんにそんな姿させたくないし、見たくない。



「…は?なんで?」


「なんでって…」



そんなの葵くんが一番分かってるよね?



「わたしなら大丈夫だからっ…ね?」



だから早く出て行って…?じゃないと涙を……もう我慢できない。
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