今日も君に恋焦がれる
その日、帰ってそのことを葵くんに聞いてみると、どうやら本当の話しみたいだった。


でも、時期的にどうして今移動してくるんだろう?


葵くんはあんまり気にしてなかったみたいだけど。


それから数日経ったある日、朝礼で名前だけ紹介された。


まあ、わたしたちの部署が彼と関わることは滅多にないから人物までの紹介は省かれたのだろう。


朝礼が終わると、さっそく女の子たちは興味深々に隣の部署を覗きに行っていた。



「若いっていいよね〜」



そんな姿を見ていた琴音が本音を漏らす。
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