今日も君に恋焦がれる
「でも葉山さんってわたしたちとタメらしいよ?」



ーーー葉山康介


葵くんの部署に移動してきたエリートさんの名前だ。


小野ちゃん情報の中にもあった。


「七瀬先輩とタメらしいですよ?」って。



「年上なら興味持ったかもだけどタメと年下は論外」



そう言って琴音はパソコンと向き合う。



「あ〜、でも真宮くんみたいな年下ならいいかもね?」



多分それはわたしへのフォロー。


琴音なりの優しさ。



「七瀬先輩!古澤先輩!」



興奮しながら小野ちゃんに呼ばれ琴音と同時に振り向く。
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