今日も君に恋焦がれる
それから昼休みもあと15分という時だった。


書類制作に手こずりデスクに1人残っていた。


もうお昼も食べずに無我夢中だ。



「ねぇ、」



頭上から声が聞こえ手を止め視線を移した。




「はい…?」



えっ……?


名前を聞かずとも、一瞬で彼が誰なのか分かってしまった。


葉山康介だ…間違いない。確かに小野ちゃんの言う通りかもしれない。葵くんとどっこいどっこいの顔面。この人モテてきただろうな〜…。



「あ〜、なるほどね。君、七瀬さんでしょ?」
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