今日も君に恋焦がれる
はぁ…。全然めでたくないのだが。



「どうしよう…」


「そんなの真宮くんに言って結婚しちゃえばいいじゃないですか?」



簡単に小野ちゃんは言うけどそういうわけにはいかない。



「何をそんなに悩んでるんですか?」



そっか。小野ちゃんは別れていることを知らないんだ。さっき言いそびれちゃったしね。



「小野ちゃんあのね…もう葵くんとは別れてるの」


「えっ!?」


「だから言えない…」



このことは葵くんだけには知られたくない。
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