今日も君に恋焦がれる
…産みたい…って思っちゃってる。この子が葵くんにそっくりだったらたまらないだろうな〜…なんて。



「その感じだと産みたいんだね」



琴音にはなんでもお見通しみたい。



「…産みたい。葵くんの子」



葵くんには絶対迷惑かけないから……産みたい。


って思うことはダメなのかな。


そんなこんなでなんとか1日を乗り切った。



「はぁ〜…ここにいるんだ」



ベッドで横になりながらそっとお腹を撫でる。


別れる前に妊娠が分かっていたら、葵くんとはどうなっていたんだろう?
< 241 / 314 >

この作品をシェア

pagetop