今日も君に恋焦がれる
はぁ。でもどうしたらいいんだろう?起こして帰ってもらうがいいのか…?このまま寝かせておくべきなのか…?困ったな。


そっと葵くんに瞳を落とす。


でももう少しだけ、このまま時間が止まってくれたらいいのに。



「好き…大好きだよ」



そう言って葵くんのおでこにキスをした。


このまま寝かせておこう。


わたしは再び体を横にしてそっと目を閉じた。


次、目が覚めた時にはそこに葵くんの姿はなかった。


もしかしたらあれは夢だったのかな!?なんて思ったけど、どうやら現実だったみたい。


それは葵くんの匂いが微かに残っていたから。
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