今日も君に恋焦がれる
「…産んでも、いいの?…」



そう聞くと葵くんはわたしから離れて、「逆に産まない選択なんてないよね?」と言われた。



まあ、それはそうなんだけどね。



「うわー…やばぁー…俺パパになんの?んで胡桃先輩が俺の奥さんになんの?それってかなりやばい」



と口元に手の甲を運び、嬉しそうに笑う。


よかった、喜んでもらえて。……あ、そっか。じゃ、わたしって葵くんと結婚することになるんだ!
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