今日も君に恋焦がれる
「少しの間だけ我慢して?その代わりこれで許して」



そう言って葵くんの唇に口づけた。


もちろんすぐに離れたけど。


恥ずかしくて俯いていると顎クイをされ至近距離で瞳が合う。



「そんなんじゃ足りないって知ってるくせに」



と勢いよく唇を奪われてしまった。


だけど、それは案外すんなりやめてくれた。



「これぐらいにしとかないと俺が無理だから」



って理由で。
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