今日も君に恋焦がれる

たまに自分でもなんでそこまであのキスにこだわるのか分からなくなる時がある。



「胡桃、行こ。久しぶりだよね？あそこの居酒屋」



気づけば退社時刻。



「久しぶりすぎる。全然行かなくなったもんな〜」


「早く仲直りしなよ？」



と言う琴音には全てを話してはいない。


さすがにラブホに…ってのは引かれそうで。


帰り際にチラッと葵くんのデスクを見る。


そこにはまだパソコンと向き合う姿が。


珍しく残業なのかな？


なんて思いながら琴音と会社を出た。