今日も君に恋焦がれる
隣でトンカツにがっつきながら胡桃先輩を見る矢野の目には下心が丸見えなんだよ。そんな目で見んなよ。


なんて思いながら自然と俺の目も胡桃先輩に向く。



「二ノ宮もそこそこだけどさ、俺はやっぱり七瀬先輩だな〜。年上ってのがそそられるわ〜」



お前は二ノ宮でも見てろよ。


と内心では思うが、それを口にすることはない。



「なぁ、真宮はどっち派?お前は二ノ宮だろ?年上は無理って言ってたもんな?」



よく喋るやつだ。大概その口塞いでほしいわ。
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