白鳥学園、いきものがかり
いつの間にか寝ていた。
目が覚めたらあまりにも静かで怖くなったのは秘密。
ベッドサイドには大きなクーラーボックスが二つ。
開けてみるとそこには沢山の貢ぎ物らしきもの。
天然水とスポーツドリンク、甘い飲み物も沢山…それにこの間飲んだばかりの無糖の紅茶。ラベルにはスグル。
…ふふ。
こんなに沢山。
飲みきれない飲み物と食べきれないゼリーやプリン、フルーツの缶詰にアイスクリーム。
アイスが入っているクーラーボックスには沢山のドライアイスまではいっている。
私の為に用意してくれたんだよね?
キッチンまで行けないかもしれないからって、ここで食べられるものをこんなに沢山…。
「後でお礼言わないと」
きっとあの後で傑が急いで用意してくれたんだと思うから…。