白鳥学園、いきものがかり



「……馬鹿な事でも考えてるのか?」


小さな呟きに聞き返そうと思った時。



——————ポタリ、


「…え、?」


カップから落ちたアイスが胸元にかかった。

買ったばかり、まだ固い状態。
それなのに、落ちた。


な、なんで。
落ちて…?


「ごめんごめん。手が滑った」


傑が笑った。
引き出しの中からタオルを取り出す。



「溶けてきたな…簡単に流れる、」



冷たい…。

伝い流れていくアイスを追うタオル。
顔、首を拭き、残るは胸元。


「パジャマにも染みてる。着替えしないとな」


プチッ…、
ボタンを一つ外された。


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