白鳥学園、いきものがかり
っっ…!
胸の前で腕をクロスにした。
「じ、自分で拭くから!出て行って!」
もう昔とは違う。
一緒にお風呂に入っていた頃より、ちゃんと女になってるの。
傑は一瞬だけ真顔に戻るが、また笑って両手首を掴んで来た。力に抵抗出来ず開いていく両手。
「傑…!」
「風邪拗らせてまた入院したいのか?辛いだけの病院生活にまた戻りたいわけないだろ?」
「っ…、すぐに着替え」
左頬に唇の感触、リップ音。
「俺がやる。じっとしてろ」
囁く声にドキッとした。
傑の顔が耳から首、そして胸元へ。
「…嫌がるなら仕方ねーな」
「っっ、や、やだ…!」
傑の舌が肌をなぞった。