何か、どこか、ひとつ
’ひとつ’
目が覚めると知らない場所
あたりを見回すと、私の部屋と同じ作り
あ、桐谷さんの部屋か
そんなことを思っていると桐谷さんが
部屋に入ってきた
「起きたか」
私は頷いた
「病院へは通っているのか」
私は首を横へ振る
「これから俺の友人が医者として診察に来る」
それを聞いた途端、チャイムが鳴った
?「邪魔するぞ〜」
?「お、この子か」
「そーだ、多分貧血だと思う」
?「わかった、龍は向こうにいて」
「わかった」
桐谷さんは部屋を出ていった
?「はじめまして、龍の友人の榊原です」
「はじめまして」
あの人、桐谷龍(きりたにりゅう)って言うんだ
「診察させてもらってもいいかな」
「はい」
着ている洋服を脱ぐと、
榊原さんはとても驚いた顔をした
「どうしてこんなに傷をつけたの」
「わかりません」
「小さな頃からある傷、他は知らない間に、、」
「そっか、まずは傷の処置をするよ」
とても痛かった
こんな痛みを感じたことがないくらい
「傷はこんなもんかな」
「あとは血液検査と、点滴ね」
「はい」
「あと、君の飲んでいる薬はどこにある?」
「洗面所の棚とリビングの小物入れ、寝室の枕元」
「それで全部だね?」
「はい」
もう逃げられないと思った
この人たちに嘘をついても見抜かれる
そう思って正直に話した
「もうこの薬を飲むことは許せないからね」
「はい」
私は悪い薬を飲んでいる
世の中では犯罪とされているもの
飲みはじめたのは18歳の頃
夜のバイトをしてそこで出会った人がくれた
飲まないで捨てようと思っていたが飲んでしまった
そこから負の連鎖だ
1日何度も飲まないとやってられない日々が続いた
そのせーか、食事するのも減り1日中働き続けた
働くのを辞めてからしばらくは飲まないでいられたが
少し飲まない間があると不安と寂しさが襲う
今では1日一回は飲む
夜飲むようになってから
朝はほとんど起きられなくなった
「君には治療が必要だね」
「はい」
「じゃあ龍を呼んでくるね」
榊原さんが龍さんを呼びに行った
「あーあどうなるんだろう」
そんなことを思っていると2人で部屋に入ってきた
「俺と一緒にここに住むぞ」
は?なんで
「治療するためにここにいろ」
「1人より2人の方がいい」
「はい、わかりました」
今日からここに住むのか、なんて思っていると
榊原さんが家を出てしばらくすると戻ってきた
「君の荷物は持ってきておいたから」
「ありがとうございます」
「しばらく眠ってていいよ」
その言葉をきき、私は眠りについた
目が覚めると知らない場所
あたりを見回すと、私の部屋と同じ作り
あ、桐谷さんの部屋か
そんなことを思っていると桐谷さんが
部屋に入ってきた
「起きたか」
私は頷いた
「病院へは通っているのか」
私は首を横へ振る
「これから俺の友人が医者として診察に来る」
それを聞いた途端、チャイムが鳴った
?「邪魔するぞ〜」
?「お、この子か」
「そーだ、多分貧血だと思う」
?「わかった、龍は向こうにいて」
「わかった」
桐谷さんは部屋を出ていった
?「はじめまして、龍の友人の榊原です」
「はじめまして」
あの人、桐谷龍(きりたにりゅう)って言うんだ
「診察させてもらってもいいかな」
「はい」
着ている洋服を脱ぐと、
榊原さんはとても驚いた顔をした
「どうしてこんなに傷をつけたの」
「わかりません」
「小さな頃からある傷、他は知らない間に、、」
「そっか、まずは傷の処置をするよ」
とても痛かった
こんな痛みを感じたことがないくらい
「傷はこんなもんかな」
「あとは血液検査と、点滴ね」
「はい」
「あと、君の飲んでいる薬はどこにある?」
「洗面所の棚とリビングの小物入れ、寝室の枕元」
「それで全部だね?」
「はい」
もう逃げられないと思った
この人たちに嘘をついても見抜かれる
そう思って正直に話した
「もうこの薬を飲むことは許せないからね」
「はい」
私は悪い薬を飲んでいる
世の中では犯罪とされているもの
飲みはじめたのは18歳の頃
夜のバイトをしてそこで出会った人がくれた
飲まないで捨てようと思っていたが飲んでしまった
そこから負の連鎖だ
1日何度も飲まないとやってられない日々が続いた
そのせーか、食事するのも減り1日中働き続けた
働くのを辞めてからしばらくは飲まないでいられたが
少し飲まない間があると不安と寂しさが襲う
今では1日一回は飲む
夜飲むようになってから
朝はほとんど起きられなくなった
「君には治療が必要だね」
「はい」
「じゃあ龍を呼んでくるね」
榊原さんが龍さんを呼びに行った
「あーあどうなるんだろう」
そんなことを思っていると2人で部屋に入ってきた
「俺と一緒にここに住むぞ」
は?なんで
「治療するためにここにいろ」
「1人より2人の方がいい」
「はい、わかりました」
今日からここに住むのか、なんて思っていると
榊原さんが家を出てしばらくすると戻ってきた
「君の荷物は持ってきておいたから」
「ありがとうございます」
「しばらく眠ってていいよ」
その言葉をきき、私は眠りについた