無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!
その時からずっと好きで、お母さんのお菓子なら特に好き。
反対に、聖君は甘いものが好きじゃないみたいだけど……
「あ、由妃ちゃん。来てくれたんだね、いらっしゃい」
「やっほー、由妃ちゃん!」
「来たか」
昔のことを思い出していたら、生徒会室に着いていて中に入った。
すると、温かく出迎えてくださいました。
いい人達だよね。
「こんにちは」
おかげで私は笑って挨拶することが出来た。
すると、何故か先輩方は固まってしまう。
それに聖君も。
どうしてだろう……
考えて、はたと思いついた。
……もしかして、私の笑顔が気持ち悪かったのかな。
ううん、きっとそれしかないよね。
ごめんなさい、聖君達。
なるべく笑わないようにしますから。
心の中でそう決心した。
その頃には先輩達も普段の顔に戻っていて、ほっとした。
よかった……
ちゃんとさっき決心したことを忘れないようにしなきゃ。
「由妃ちゃん。聖一君から呼ばれた理由聞いた?」
「はい、聞きました」
「そっか、ならよかった。どうぞ、好きなだけ食べていいよ」