無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!
私は今までフランスに留学していたわけだし、いろいろ興味があるんだよね。
困ったは困ったけど、私みたいなのに興味を持ってくれるのは嬉しい。
「あ、白嶺さんってもしかして鈍感?」
「えっ?」
鈍感……?
突然聞こえた言葉にキョトンとしてしまう。
何で、さっきの話で私が鈍感ってことになるんだろう……?
「あぁ、そういう感じか」
なるほどと納得しているみたいだけど、私は全く分からないよ?
困惑が顔に出ていたんだと思う。
クラスの皆が笑い出した。
「白嶺さんって、鈍感なんだ!」
「その容姿でな」
「白嶺さんって可愛いね!」
「ヤバい!」
えっと、何なんだろう……?
「ふっ。あ、俺の名前言ってなかったね。俺は須賀路朔斗。皆からはスガって呼ばれてるよ。よろしく、白嶺さん」
「あっ、うん。よろしくね、スガ君」
仲良くなれた子1号だ。
にこっと笑うと、スガ君含めた男の子達の顔が赤くなった。
「破壊力ヤバっ」
スガ君が何やら呟いていたけど、小さくて聞こえなかった。
本当に何なのかな……?
考えても全く分からなかった。